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本当に読んだもの、聞いたもの、試したもので、よいと思ったものしか紹介しません。 マニアックじゃないけど少し偏った品揃えです。
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モンゴル民謡はご存知でしょうか?



写真は、モンゴルの音楽で多用される『馬頭琴』。CIMG1951.jpg
小学校の国語の教科書にも登場するので、名前だけは知っているという方も多いのでは?

モンゴル民謡も多様な形があるようですが、この馬頭琴だけを伴奏に歌われるシンプルな編成のものが私の好みです。

とりわけオルティンドー(「長い歌」の意味)と区分けされるものが素晴らしく、独特のハイトーン且つ超絶的な技巧で歌われるそれは、圧巻です。
このように書くと、なんだかやたらとテクニカルな印象を持たれるかもしれませんが、日本の南部追分とも似た雰囲気で、切なく哀愁を帯びたメロディー。調度、日本の尺八が受け持つパートを馬頭琴が受け持つ、ような感じでしょうか。ただ、空間の広がりについては、やはり圧倒的に異なり、日本の追分とはやはりスケール感が違うのが不思議です。
月並みですが、目の前に広大な草原が広がる、そんな印象。

さて、このモンゴル民謡。前述の通り、相当なハイトーン(きっと歌える人はかなり限られると思います)とトリッキー・前衛的にさえ思えるビブラートで、脳内の普段使用しe174a84f.jpgていない所をかなり刺激されるような気がします。
ちょうど、脳みそをそのままマッサージされるような心地よさ。
おそらく現代人には、とってもよく効く音の清涼剤ではないかと思います。
他にも、α破がどうだこうだ(私はその辺りは殆ど知識がないのですが)といわれるホーミーもモンゴル民謡(?)。
おすすめする 音の世界遺産 モンゴルの歌 には、モンゴルを代表する歌手、演奏者によるオルティンドーやホーミーはじめ、様々なモンゴル民謡が収められています。悠久の大草原が育んだメロディが、緊張した脳細胞一つ一つを優しく解きほぐしてくれます。


 


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azuma4.jpg吾妻光良さん、いいですネェ!
日本の至宝!
落ち武者ギタリスト!
ブルースキング!
親父のアイドル!
Mr.ジャンプブルース!
彼を形容する言葉はたくさんありますが、どれもが愛情と尊敬が込められているように思います。
ルックスは見ての通り、ハゲ散らかした頭に、「オヤジ」という形容がピッタリの個性的な風貌。
それが、一度ステージに上がり、ホーンを従え、ゲイトマスブラウンのサイン入りギブソンをかき鳴らしながら、だみ声で熱唱する雄姿は、もう「バッチグー!」。

老若男女、ALL OK! 「ブルースって何?」な人も楽しめる!
そのルックスから、なんとなくマニア向け音楽みたいな印象を受けがちですが、なんのなんの。
弾けるリズム、贅沢なホーン、キャッチーなメロディーに、絶妙なギターと軽妙でひねりの効いた歌詞を載せた楽曲は誰にでもわかりやすく、楽しめ、笑える?はず。「ブルースなんて」という人も、聞いて損は無し!

 SB2.jpgユニークな活動形態
吾妻光良&ザ・スインギング・バッパーズ(The Swinging Boppers)、活動歴はずいぶん長いのですが、専業ミュージシャンではなく、音楽活動以外に生業を持つ、いわば兼業ミュージシャン。
吾妻さん自身は、たしか日本テレビの音響エンジニア・・・だったと思います(現況はわかりませんが、昔、日テレのテレビジョッキーのエンディングに流れるテロップで、「吾妻光良」と流れるのを見ては「おお、やってる!やってる!」と思ったものです)。
 結成は1979年、吾妻さんが卒業記念としてビッグバンドのコンサートを企画したのが始まり。その時限りの活動のはずが、メンバーそれぞれが就職しても不定期に活動を行うことに。なんだか、この自然体がまたいいですねぇ。
 アルバムは以下の通り、これもまたなんとも自然体のスパンで発表。
  • 1983年;スウィング・バック・ウィズ・ザ・スウィンギン・バッパーズ 
  • 1988年;ヘップキャッツ・ジャンプ・アゲイン 
  • 1991年;ストンピン&バウンシン 
  • 2002年;Squeezin' & Blowin' 
  • 2006年;Seven & Bi-decade 
  • 2009年;Sweatin'Ballroom / Jumpin'At The Cuckoo Valley
その他の活動
因みに吾妻さん、ご両親共にクラッシックの音楽家で、お兄さん(ジョージ吾妻氏)は草分け的ハードロックギタリスト。相当な音楽一家ですね。
バッパーズの活動以外に単独でのライブなども行っていますが、CDなどの音源は今のところ発表されていないようです。
欠かせない活動としてはブルース系音楽への評論活動。私もかってPlayer誌というギター雑誌を中学生の頃から愛読していましたが、吾妻さんは「ブルースギター講座」などのコラムをずっと連載されていました(今も続いているのかな?)。中坊の私にとっては一番おもしろいコラムで、いつもコラムの半分から2/3位は、講座の内容と関係ないことを軽妙に語れており、なぜか「こんな大人になりたいなあ」と強くあこがれたものです。今でも、「ゴミの来る日まで」「やっぱり肉を喰おう」などのおもわずニヤッとしてしまう歌詞を聴くと、当時、繰り返し繰り返し読んだ記事のことを思い出してしまいます。



 
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